世界中の数十のソースを網羅的に調査して導く、まさしく最終結論とも呼べるレビューを多数掲載するオーディオ関連企業・製品のメタレビューサイトです。科学的・論理的・合理的視点から、測定による音質と機能だけを基準に、主観・好み・ロマン・デザイン等の視点を徹底排除し、一切の忖度なく淡々とレビューします。
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TIMEDOMAIN
タイムドメイン理論を掲げる日本のスピーカーメーカー。主力のYoshii9系は独自の設計思想を打ち出していますが、第三者測定の不足と価格に対する実測裏付けの弱さから総合評価は低めです。
Kiwi Ears
Linsoul Audio傘下のIEMブランド。ハンドメイドと二段階QCを特徴とし、Orchestra Liteなど多BA機で堅実な完成度を示します[1][2]。ただし、同等以上の測定性能を持つ有線IEMがより安価に入手でき、企業としてのコストパフォーマンスは最大評価には至りません。
Aurender
Aurenderは、「コンピューターをオーディオから排除する」という思想のもと、専用設計のハードウェアとソフトウェアを統合した高級ミュージックサーバーを開発する韓国の企業です。ノイズ対策を徹底したハードウェア設計は技術的に評価できる一方、その音質的優位性には科学的根拠が乏しく、価格は同等機能を持つ汎用ソリューションに比べ数十倍に達します。手厚いリモートサポートは評価できますが、コストパフォーマンスは極めて低く、合理性よりもブランドや所有感を重視するユーザー向けの製品と言えます。
Audalytic
Gustardの内部系ブランドと位置づけられるAudalyticは、ストリーマー/DAC/ヘッドホンアンプの統合設計で測定上透明域の仕様を手頃な価格で狙います。第三者の長期実測やサポート実績がまだ限定的である点は評価に反映しています。
Acoustic Energy
AE1で知られる英国スピーカーメーカー。現行500シリーズはカーボンファイバー振動板を採用。過去機種では第三者計測の裏付けが強く、現行機は主にメーカー公表値が中心。客観的な代替機と比較すると価格面の競争力は良好です。
最新の製品レビュー
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TruthEar x Crinacle Zero:BLUE2
ハーマン系のターゲットに沿ったサウンドにサブベースを加えた2DD IEM。客観データは堅実ですが、より安価な単一DD機に対して価格面の圧力が強いです
SMSL DS100
CS43131とXMOS XU-316を採用した小型DAC/ヘッドフォンアンプです。USB/光/同軸入力と6.35mm・4.4mm出力、MQA/MQA-CD対応など基本機能を備え、ライン出力は透明性が期待できる数値を示します。ヘッドフォン出力は高インピーダンス向け電圧寄りの設計です。
Sennheiser AMBEO Soundbar Plus
AMBEO仮想化と自動キャリブレーションを備えたオールインワンAtmos対応バー。第三者測定では低域の伸びが単体では限定的で、深い重低音を望むならサブ追加が有効です。機能面は広く、設計も合理的ですが、価格に対してはArc+Sub Miniなどの代替が強力です。
Sennheiser Accentum Plus Wireless
アダプティブハイブリッドANCと長時間バッテリー(実測56時間)が魅力のミッドレンジ機ですが、同等以上の測定性能を持つ低価格モデルの存在により価格説得力は限定的です。
Roland Quad-Capture UA-55
現代的な選択肢に対して測定性能が見劣りする一方、同等機能の現行最安機と比べたコストパフォーマンス自体は良好な、生産終了USBオーディオインターフェース
Nothing Ear Open
14.2mmチタンコーティングドライバーとIP54(本体・ケース)に対応するオープンイヤー型。オープンイヤーとしてはMDAQSで最高水準の測定結果ですが、物理的制約によるサブベース不足とサポート体験のばらつきが残ります。
Marshall Major V
100時間超の公称バッテリー、ワイヤレス充電、LE Audio対応準備を備えるオンイヤー機。初期チューニングは高域強めでANCは非搭載です
Logicool Z120BW
USB給電・3.5mm入力の超小型2.0スピーカー(総合1.2W RMS)。二年間保証。出力と帯域が限定的で、最小限のデスクトップ用途にとどまります。
Kiwi Ears Orchestra Lite
8BA構成のハンドメイドIEM。公称仕様は16Ω・感度112dBで、第三者の周波数特性測定はニュートラル傾向を示します[1][2]。一方、等価以上の測定性能を持つ有線IEM(例:Moondrop Aria 2)が大幅に安価なため、純粋な性能対価格では厳しめの評価となります。
JVC Victor HA-A30T2
JVCの最小サイズとされる完全ワイヤレスANC。マルチポイントと27時間総再生を備える一方、第三者の測定データや高音質コーデック対応が公開されていません。
JBL Flip 6
実動作2ウェイとIP67を備える小型ポータブルBluetoothスピーカー。サイズ相応の堅実さはある一方、モノラルダウンミックスと帯域制約で中間(0.5)未満の忠実度です。
JBL Bar 1000 MK2
着脱式リアを備える7.1.4chサウンドバー。仕様は堅実に刷新、測定データは未整備のため評価は中庸。価値は“リアを外せる利便性”を要するかで決まります
Huawei FreeBuds Pro 4
デュアルドライバーとL2HC 4.0を備えるプレミアム完全ワイヤレス。第三者測定が限定的で、エコシステム依存が実用面の制約です。
FSC FS-BTSLP01-CG
FS-BTSLP01-CGは、横向き就寝時の圧迫感低減を狙った低背ハウジングのBluetooth 5.0ネックバンド型イヤホンです。小売ページで連続再生約10時間、充電約2時間(micro-USB)、重量20g、SBC/AAC/aptX/LDAC対応、販売終了、最終価格2,980円が確認できます。第三者の音響測定は見当たらないため、客観情報のみに基づいて評価します。
Fosi Audio SP601
6.5インチHybridConeウーファーと1.5インチ・シルクドームツイーター(メーカー公称)を備えるパッシブ・ブックシェルフ。Klippel NFS測定で中高域の不規則性と出力限界が確認され、同価格帯の良測定機に対して分が悪いです。
Focusrite Scarlett Solo 3rd Gen
第3世代ScarlettプリアンプとAirモードを備える2イン/2アウトUSBインターフェース。ホーム用途で透明性基準を満たす測定性能を提供します
Edifier NeoDots
ハイブリッドドライバー、LDAC、ワイヤレス充電、長時間バッテリーを備える完全ワイヤレス。ANCとIP55は有望ですが、第三者測定は未公開です。
EarFun Clip
Hi-Res(LDAC)対応、10.8 mmドライバー、マルチポイントとIP55を備えるオープンイヤー型クリップオン。状況認識重視の設計です。
Denon DHT-C210
一体型でDolby Atmosに対応し、内蔵デュアルサブウーハーとeARCを備える入門サウンドバー。測定系の第三者データは未公開で、Consumer Reportsの評価も限定的。機能・測定性能で同等以上の製品にVizio M-Series AiO(米)などがより安価に存在し、CPは0.7にとどまります。
Creative Pebble V3
USB-CデジタルオーディオとBluetooth 5.0(SBC)を備えた低価格2.0デスクトップスピーカー。8W RMS出力で基本用途に十分な実用性を提供します
Creative Pebble V2
USB-C給電の小型2.0スピーカー。カタログ上は8W RMS、周波数特性100–17,000 Hz、SNR 75 dBで、第三者測定は未公開です。技術は平凡ながら机上での取り回しという目的には合理的です。公称8W RMSかつSNR 75 dB以上を満たすより安価な同等以上製品が見当たらず、CPは1.0です。
Behringer UMC22
MIDASプリアンプを搭載する超低価格USBオーディオIF。第三者測定で48 kHz/16ビット動作が確認され、基本用途向けのI/Oは満たす一方で透明性は24ビット機に劣ります。
Behringer U-PHORIA UMC204HD
2イン4アウト+MIDIの低価格USBオーディオIF。測定ではピーク付近で歪みが急増しノイズも課題が見られる一方、入出力の多さと機能の充実で用途は広いです。機能同等以上でより安価な代替が見当たらないためコストパフォーマンスは最高評価です。
Aurender A1000
AKM 4490REQデュアルモノDAC搭載のネットワークストリーマー/DAC/プリアンプで、包括的な接続性とストレージオプションをプレミアム価格で提供
AüR Audio Hermit
U字型チューニングの10ドライバーIEM(8BA+2BC)。第三者測定が乏しく、測定重視の横並び比較では激安帯に対しCPが極端に低いです
AüR Audio Aehta
ボーンコンダクション搭載のクアッドハイブリッドと8種のチューニングを備えるIEM。機能は多彩ながら第三者測定の開示が乏しい点に留意が必要です。
Audio-Technica ATH-L3000
2003年限定500台の密閉型ダイナミック・ヘッドホン。素材と仕上げは極めて贅沢ですが、第三者測定が乏しく科学的有効性は中立、現行基準でのコストパフォーマンスは極端に低いです
Audio-Technica AT-HA2002
日本専売の2W Class A MOSFETヘッドホンアンプ。高品質な造りだが、現在の代替製品と比較してコストパフォーマンスが極めて悪い
Audalytic AH90
Audalytic AH90は、AK4499EX+AK4191とXMOS XU316を採用した有線LAN対応のストリーミングDAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプ一体機です。公開仕様はS/N 126dB超、THD+N 0.0001%以下など透明域を満たしつつ、599 USD(89,850円)の価格帯で実用機能を統合しています。独立第三者の包括的測定は限定的なため、数値はメーカー仕様を明記して参照します。同等機能を持つFiiO K15(549 USD)の存在により、CPは0.9となります。
Astell&Kern SP3000M
SP3000相当の回路を小型筐体で維持した高級DAPですが、スマホ+ドングルの最安同等構成に対してコストパフォーマンスは著しく低いです
Astell & Kern Novus
Empire Earsとの限定600台コラボ。13ドライバーQuadbridと豪華素材ながら、測定に基づく優位性は限定的で、費用対効果は最低評価です。
Apogee Symphony Studio
Symphony Studioは透明性の高い変換と最大9.1.6(8×16構成)までのモニター管理を1Uに統合したUSB-Cインターフェイスです。測定値は十分に透明域にあり、出力DSP(EQ・ディレイ・バス管理)とワークフロー機能が実用面の強みです。同等機能+測定性能を満たすより安価な代替が見当たらず、CPは1.0です。
Acoustic Energy AE1 Active
セラミックコーンとアルミドームを採用したアクティブ2ウェイ。アナログ完全バイアンプで基礎は堅実ですが、測定重視のスタジオモニターと比べたコストパフォーマンスは弱いです。
Accuphase E-305
1987年発売のヴィンテージ・プリメイン。130W出力とMM/MCフォノを内蔵。ライン経路は透明境界に近い一方で、技術水準は現代基準で古く、同等性能を満たす安価な代替が存在するためコストパフォーマンスは平凡です。
Accuphase DAC-60
旧世代DACプラットフォームを用いる自社カード型入力。機能面は十分ですが、単体DACの進歩と価格低下により総合的な割高感が大きい製品です
7Hz Crinacle Zero:2
7HzとCrinacleのコラボによる超低価格IEMです。初代Zeroのニュートラル傾向に低域を少し増したチューニングで、10mmダイナミックドライバー採用。第三者測定では広帯域で低歪みかつ素直な周波数特性が確認されます。25 USD級の価格で実用的な性能を達成し、着脱式2ピンなど基本機能も備えます。