Edifier QS30
RGB照明とUSB/BTを備える省スペース一体型サウンドバー。音響性能は帯域・出力ともに限定的です
概要
Edifier QS30は、USBオーディオとBluetooth 5.4に対応するコンパクトなアンダーモニター型サウンドバーです。2インチ・フルレンジ×2(合計5W RMS)、独立キャビティとバスレフ構造、TempoAbyssによるライティング、内蔵マイク、そしてConneX/TempoHubアプリでのEQ・照明・FW更新に対応します[1][2]。
科学的有効性
\[\Large \text{0.3}\]メーカー公表の周波数応答は90Hz–18kHzで帯域が狭く、低域・高域の伸びは限定的です[2]。合計出力5W RMSは近接向けの音量に留まります[2]。S/N比は≥85 dB(A)で、デスクトップ用途として平均的水準です[4]。無線はBluetooth 5.4(SBC)です[1]。現時点で信頼できる第三者測定は未確認のため、公表仕様を総合評価し、問題レベル域と判断して0.3とします。
技術レベル
\[\Large \text{0.5}\]小型フルレンジ×2+バスレフという一般的設計に、USBオーディオとBT 5.4(SBC)、アプリ連携、ライティング、内蔵マイクを統合しています[1][2]。利便性中心で独自の音質向上技術は少なく、同クラス標準の0.5とします。
コストパフォーマンス
\[\Large \text{0.7}\]評価用価格はUSD 63(日本国内実勢9,990円をレビュー日換算)とし、Creative Pebble V3(USD 44.99)を「同等以上」の最安比較対象とします。理由:USBオーディオ+Bluetoothを備え、定格8W RMSで出力が上回るためです[3][5]。以上よりスコアは0.7です。
信頼性・サポート
\[\Large \text{0.7}\]グローバルなサポートページとアプリ提供体制が整っており[1]、国内流通では1年保証の表記があります[4]。構造はシンプルで可動部も少なく、総合して0.7とします。
設計思想の合理性
\[\Large \text{0.5}\]設置性と視覚演出、手軽なUSB/BT運用を優先する方針は明確です。一方で帯域・出力の伸びは控えめで、音質最優先の合理化は限定的と評価し0.5です。
アドバイス
モニター下にすっきり置け、RGBや内蔵マイク、アプリ制御を重視する方に適しています。より大きな音量余裕や帯域の広さを求める場合は、同等接続を備え出力に余裕のある2.0スピーカー(例:Creative Pebble V3)が価格面でも有利です。
参考情報
[1] Edifier, QS30 製品ページ, https://www.edifier.com/global/p/computer-speakers/qs30, 参照日 2025-08-30
[2] Edifier, QS30 User Manual (PDF), https://edifier.com.my/wp-content/uploads/2024/09/QS30-User-Manual.pdf, 参照日 2025-08-30
[3] Creative Labs, Pebble V3 製品ページ, https://us.creative.com/p/speakers/creative-pebble-v3, 参照日 2025-08-30
[4] ヨドバシカメラ, QS30 商品ページ(仕様・保証・実勢価格), https://www.yodobashi.com/ec/product/100000001008742771/, 参照日 2025-09-01
[5] Newegg, Creative Pebble V3 価格例(最安帯の存在確認), https://www.newegg.com/p/pl?d=creative+pebble+v3, 参照日 2025-09-01
(2025.9.1)