Topping DX3 Pro+

参考価格: ? 29850
総合評価
3.8
科学的有効性
0.7
技術レベル
0.7
コストパフォーマンス
1.0
信頼性・サポート
0.6
設計思想の合理性
0.8

ES9038Q2M DAC搭載のデスクトップDAC・ヘッドホンアンプ。公称THD+N 0.00015%と1800mW@32Ωの高出力を実現し、199 USDクラスで優れた仕様を備える。

概要

Topping DX3 Pro+は、ESS ES9038Q2M DACチップを搭載したデスクトップ型DAC・ヘッドホンアンプです。前モデルDX3 Proに対してTHD+Nを60%改善し、0.00015%の超低歪み性能を実現しています。1800mW@32Ωの高出力ヘッドホンアンプ、Bluetooth 5.0 LDAC対応、USB最大768kHz/DSD512対応など、199 USDの価格帯で包括的な機能を提供します。

科学的有効性

\[\Large \text{0.7}\]

メーカー公称でTHD+N 0.00015%、SNR 122dB、周波数特性20Hz–20kHz(±0.3dB)が示されています[1][2]。32Ωで1800mWの出力は多くのヘッドホンを十分に駆動可能です。第三者の網羅的な測定データが限定的なため、評価は公称値ベースで0.7とします。

技術レベル

\[\Large \text{0.7}\]

ES9038Q2Mの採用と、測定性能重視のアンプ回路(NFCA)により低歪・低ノイズ設計を実現しています[1]。BluetoothはLDAC対応のSoCからメインDACへ入力する構成で合理的です。USB実装はハイサンプリング(PCM最大768kHz/DSD512)に対応し[1]、同価格帯として適切な水準です。

コストパフォーマンス

\[\Large \text{1.0}\]

USB DAC/ヘッドホンアンプ一体にBluetooth(LDAC)を内蔵し、透明レベルを十分に上回る公称測定値を満たすという機能・性能条件で同等以上の製品を調査したところ、199 USD未満での入手は確認できませんでした。199 USDクラスの本機は、同等以上の条件に対し実質的に最安クラスであるため、コストパフォーマンスは1.0とします。

信頼性・サポート

\[\Large \text{0.6}\]

測定性能に定評がある一方、過去に一部機種で品質・耐静電気に起因する不具合事例がコミュニティで報告されています。保証は1年相当で一般的な水準、国内外でのサポートは販売店・代理店経由が中心です。総合的に平均やや下の評価とします。

設計思想の合理性

\[\Large \text{0.8}\]

測定値(THD+N、SNR、周波数特性)を重視し、再現性の高い透明志向を狙う方針は工学的に合理的です。Bluetooth経路からメインDACへの入力、超低歪み追求、4モード出力(HP/DAC/HP+Line/Pre)など、実用上の改善に資する技術投資が見られます[1]。

アドバイス

DX3 Pro+は199 USDで透明レベルを大幅に上回る測定性能を求める利用者に適しています。デスクトップ使用での高音質DAC・ヘッドホンアンプとして、科学的根拠に基づく音質改善効果を期待できます。同価格帯ではFiiO K7がバランス出力と高出力を提供しますが、DX3 Pro+もシングルエンド1800mW@32Ωで大多数のヘッドホンを駆動可能です。測定性能重視で199 USDの価格帯における優秀な選択肢として推奨します。

参考情報

[1] OREMOCA (Topping 正規取扱), DX3 Pro+ 製品ページ, https://www.topping-oremeca.jp/products/dx3pro, 参照日2025年8月9日

[2] ManualsPlus, Topping DX3 Pro+ Desktop DAC & Headphone Amplifier Manual, https://manuals.plus/ja/topping/dx3-pro-plus-desktop-dac-and-headphone-amplifier-manual, 参照日2025年8月9日

(2025.8.9)